牧阿佐美追悼公演

「飛鳥 ASUKA」(全幕)

日時:2022年 

9月3日(土) 15:00 開演

9月4日(日) 15:00 開演

 

会場:東京文化会館 大ホール

指揮:デヴィッド・ガルフォース

演奏:東京オーケストラMIRAI

 

改訂演出・振付:牧阿佐美(「飛鳥物語」 1957年初演 台本・原振付:橘秋子)

作曲:片岡良和

美術監督:絹谷幸二

映像演出:Zero-Ten

照明プラン:沢田祐二

衣装デザイン:石井みつる(オリジナルデザイン)、牧阿佐美

芸術監督:三谷恭三

チケット料金(税込・全席指定)

S席14,000円、A席11,000円、B席8,000円、C席5,000円、D席2,000円

公演中止を除き、チケットの払い戻し、振替はいたしませんので、ご了承のうえお買い求めください。

チケットについて 詳細はこちら>>

チケット発売日

6月1日(水)10:00・・・公式ファンクラブ「牧バレエフレンズ」先行発売

6月8日(水)10:00・・・メルマガ会員先行発売

6月15日(水)10:00・・・一般発売


歌舞伎俳優 中村米吉・中村莟玉×青山季可・中川郁    座談会 

新作が古典になるとき  ぜひ、ご覧ください。こちら>>

ダウンロード
飛鳥 チラシ表
ASUKA2022_A3 表.pdf
PDFファイル 2.4 MB
ダウンロード
飛鳥 チラシ裏
ASUKA2022_A3 裏.pdf
PDFファイル 1.8 MB


CAST
出 演
春日野すがる乙女(かすがのすがるおとめ)
青山 季可(3日)
Kika Aoyama

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中川 郁(4日)
Iku Nakagawa 

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岩 足(いわたり)
清瀧 千晴(3日)
Chiharu Kiyotaki

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水井 駿介(4日)
Shunsuke Mizui

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竜 神
菊地 研
Ken Kikuchi

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黒 竜
佐藤 かんな(3日)
Kanna Sato

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田切 眞純美(4日)
Masumi Tagiri

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竜神の使い
ラグワスレン・ オトゴンニャム
Otgonnyam Lkhagvasuren

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竜剣の舞
阿部 裕恵
Hiroe Abe

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他牧阿佐美バレヱ団


指揮 デヴィッド・ガルフォース (プロフィールはこちら>>
演奏 東京オーケストラMIRAI (プロフィールはこちら>>
芸術監督 三谷恭三

STORY
ものがたり

舞台は、いにしえの大和の都・飛鳥。美(芸術)と権威の象徴として人々の信仰を集める竜神と、竜神に仕える舞殿の中でも特に美しく一番の舞の手であった、春日野すがる乙女。

すがる乙女は竜神に舞を奉納する舞女の栄誉を与えられますが、それは竜神の妃として捧げられ、二度と地上に戻れないことを意味します。すがる乙女は終生を芸術の神に仕えることを決心します。

一方、幼なじみの岩足は、美しく成長したすがる乙女の舞を見て思いを抑えることができず、春を告げるこぶしの花と共に愛の心を伝えますが時すでに遅く、すがる乙女は竜神と共に昇天してゆきました。

しかし竜の棲む深山ですがる乙女は不意に、岩足への激しい慕情にかきたてられます…

COMMENTARY
作品の見どころ

日本バレエ界の草創期に多くのバレエを創作した橘秋子は、1957年に発表した「飛鳥物語」で、音楽に雅楽、舞踊に舞楽の優雅さを取り入れ、日本の伝統文化の精神をバレエの中で発展させた意欲作として評価を得ました。

その後も、牧阿佐美の新しい演出振付による改訂を重ね、完成度を高めています。

バレヱ団創立60周年を迎えた2016年8月、日本から世界に発信する新たな全幕バレエを目指して、牧阿佐美が新たな振付で新制作に着手。誕生した「飛鳥 ASUKA」は最新の映像技術を取り入れ、東西の美が調和した世界を創り上げました。2016年の新制作の際には実際に奈良を訪れ、飛鳥時代の史跡や資料から着想を得て、更に現地で幻想的な霧を見たことを演出に取り入れるなど、日本の美を表現するバレエ作品に磨きをかけました。

初演 「飛鳥物語」1957/4/29,30 大手町サンケイホール


翌2017年は富山・オーバードホール、2018年に再び新国立劇場での再演、そして2019年にはロシア・ウラジオストクのマリインスキー劇場プリモルスキー・ステージで初の海外公演を行い、3日間にわたる上演はロシアの観客の絶賛を浴び、大成功を収めました。

昨年10月にこの世を去った牧阿佐美の追悼公演として、牧の創作した最後の全幕バレエ「飛鳥 ASUKA」を再び上演します。



牧 阿佐美 
Maki Asami /振付家

日本でのバレエ界の草分け、橘秋子の長女。4歳で初舞台、15歳でデビュー公演。米国留学でアレクサンドラ・ダニロワ、ピエール・ウラジミーロフら、ロシア帝室バレエの著名なダンサー・教師に学び、創作から古典まで多くの作品に主演。「ブガク」(黛敏郎・曲)、「トリプティーク」(芥川也寸志・曲)など多くの創作や古典の全幕を振り付けた。指導者としても日本を代表する多くのダンサーを育成している。1999年から11年間、新国立劇場舞踏芸術監督、2001年から同劇場バレエ研修所所長を務めた。フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受賞、文化功労者、文化勲章受章。2021年10月20日逝去、従三位に叙せられた。


絹谷 幸二
Kinutani Koji /洋画家

奈良市生まれ。東京藝術大学絵画科油画卒業、同大学院を修了後のイタリア留学で古典技法アフレスコを習得。その技法を独自のものとしながら、画家自身にたぎるエネルギーを表出したかのような奔放かつ鮮烈な絵画表現。人物画でスタートしたその画業は、ヴェネツィア風景、富嶽などの多様な展開を見せながら、近年は古事記をはじめ日本の神話、信仰を背景とする精神世界を追求するなど、さらなる円熟の境地に達している。1997年、長野冬季五輪の公式ポスターを手掛ける。文化功労者、日本藝術院会員、独立美術協会会員、東京藝術大学名誉教授、大阪芸術大学教授。2021年文化勲章受章。

https://kinutani.jp/

https://www.kinutani-tenku.jp/


片岡 良和
Kataoka Yoshikazu /作曲家

1933年仙台市生まれ。大谷大学、国立音楽大学作曲科卒業。1973年、宮城フィルハーモニー管弦楽団(現仙台フィルハーモニー管弦楽団)を創設する。1959年、第14回芸術祭において、文部大臣賞受賞。1961年、管弦楽曲「抜頭によるコンポジション」の作曲で、東京放送賞受賞。1962年、牧阿佐美バレヱ団の委嘱により、「飛鳥物語」を作曲。東芝レコードより、現代日本作曲家シリーズとしてレコード出版。その他の重な作品に、合唱曲「冬の手紙」(芸術祭文部大臣賞)、宮沢賢治の童話によるカンタータ「鹿踊りのはじまり」、交響曲「黒潮」、マリンバ協奏曲、オペラ「妖かしの森=山姥譚」などがある。1974年、宮城県芸術選奨受賞。仙台市宮城野区の見瑞寺住職、仙台フィルハーモニー管弦楽団副理事長。


ZERO-TEN(ゼロテン)
映像演出

「MAKE NO BORDER」をコンセプトに、企画から制作までトータルに手がけるクリエイティブ集団。プロジェクションマッピング・舞台演出やイベント企画、Web・グラフィック・CM制作、イルミネーションを使った空間演出、ハード機器の設計からソフト制作など、多岐にわたる制作プロデュースを行っている。
https://zeroten.jp/



※ご来場をご検討いただく際は、「公演会場における感染症対策、及びご来場いただくお客様へのお願い」をよくご確認ください。

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※今後の状況により、公演の開催に変更が生じることもございます。ご来場前には必ず、当バレエ団WEBサイトにてご確認ください。

※未就学のお子様のご入場はご遠慮ください。お子様も一人一枚チケットをお求めください。 

※座席により舞台の一部が見にくい場合がございます。予めご了承ください。 

※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。 

※公演中止を除き、チケットの変更および払い戻しはいたしません。

 

主 催:一般財団法人 牧阿佐美バレヱ団

後 援:一般社団法人 日本バレエ団連盟